浴室をバリアフリー仕様にリフォームしたい場合のおすすめポイントと使える補助金
2025.06.09
【はじめに】
「家族が高齢になり、介護しやすいお風呂にしたい」「将来に備えて浴槽をバリアフリー化したい」など、お考えではありませんか?
家族に高齢者がいると、自宅の浴室をリフォームしてバリアフリー化が必要になるケースがあります。
要支援・要介護認定を受けた家族がいるときは、早めに検討しましょう。
ここでは、お風呂のバリアフリー化に必要な広さやポイント、料金相場について解説します。
【目次】
③浴室をバリアフリー仕様にする際の費用相場は?使える補助金はある?
④神奈川県大和市周辺でリフォームをお考えならアートインテリアへ
①浴室をバリアフリー仕様にする時の広さはどれくらいがよい?
浴室をバリアフリー化するには、ある程度の広さが必要です。
もし現在の浴室では十分な広さがない場合、浴室以外もリフォームする、または建物自体をリノベーションして必要な広さを確保しましょう。
・最低限必要な浴室の広さ
浴室の広さは、面積2平方メートル以上(2.5平方メートル以上推奨)、平面の短方向のない寸法が1,300mm以上(1,400mm以上推奨)必要です。
浴槽の隣に腰かけ台を設置しても入浴しやすい程度の広さを確保しましょう。
・浴室の扉を変えて広さを確保
開き戸の場合、出入口のスペースが狭いため、車いすや介護者が入りにくく、折り戸または引き戸に変えて広さと安全性を保ちましょう。
出入口の幅は、最低でも600mm以上、可能であれば800mm以上にします。
築年数の長い建物ほど、浴室の扉は開き戸のケースが多いです。
しかし開き戸は、浴室で人が倒れた場合開きにくくなり救助に支障をきたす場合があるため、折り戸や引き戸への変更がおすすめです。
②浴室をバリアフリー仕様にする時のポイントは?
浴室をバリアフリー仕様にする工事のポイントは、6つあります。
・浴槽を出入りしやすいものに変える
浴槽の高さは負担の軽い30~40cmにして、またぎやすくします。
浴槽の3分の1程度が床に埋め込まれた、半埋め込み式にするとお湯につかる深さも確保できます。
浴槽が深いと溺れるリスクがあるため、膝よりも浅い浴槽への変更がおすすめです。
・浴室暖房機を入れる
ヒートショック対策におすすめのリフォームで、家の中での急な温度変化を防ぎます。
あわせて脱衣所にストーブを設置すると効果的です。
乾燥機能付き浴室暖房機を選ぶと、浴室のカビ対策や天気の悪い日の洗濯物干しにも便利です。
・床材を滑りにくいタイプに変える
滑って転倒するリスクを防ぐため、水はけがよく濡れても滑りにくい床材へ変更しましょう。
クッション性のある床材は、転倒時の衝撃をやわらげます。
・扉や出入口の段差を整える
つまずきを防ぐ理想的な段差は2cm以下といわれています。
ただし段差を小さくするほど水漏れがしやすくなり、注意が必要です。
水漏れの点からも排水の工夫が不可欠なため、専門業者との相談がおすすめです。
・手すりをつける
浴室で立つ・座る・移動する動作をする歳、手すりは体を支えます。
手すりを設置する高さは、使う人の身長や動き方などで変わるため、十分な相談が必要です。
・非常用浴室発信機をつける
お風呂で万が一の事態が起きたときに備えて、浴室発信機を設置します。
ボタンを押すタイプや紐を引くタイプなど、さまざまな種類があります。
③浴室をバリアフリー仕様にする際の費用相場は?使える補助金はある?
神奈川県大和市・綾瀬市・藤沢市・横浜市で、自宅のお風呂のバリアフリーや、介護に向けた自宅のリノベーションを検討中の方は、費用相場と補助金の情報を参考にしてください。
・リフォーム内容ごとの値段相場
必要なリフォーム内容により、かかる費用は異なります。
費用相場をチェックして、どのくらいの予算になるかを考えましょう。
・浴槽の交換:10~55万円
・浴槽暖房機の設置:9~25万円
・床材の交換:4~20万円
・段差の解消:5~28万円
・手すりの設置:0.5~5万円
・浴室のバリアフリー化に使える補助金
自宅のお風呂をバリアフリー化するために使える補助金は、次の3種類です。
専門業者の場合、補助金の活用も含めて予算を相談できる可能性があります。
1.介護保険の補助金
高齢の家族が要支援、または要介護認定を受けている場合、介護保険の補助金申請ができます。
お風呂のバリアフリーの場合、すべりを防ぐ目的の床材の交換・段差の解消・手すりの設置などの工事に対し、18万円を上限に支給されます。
2.自治体からの補助金
自治体ごとに異なりますが、お風呂のバリアフリー化に補助金を利用できる可能性があります。
たとえば東京都八王子市の場合、「高齢者自立支援住宅改修給付」として、37.9万円を限度に浴槽の取り換え費用を支給しています。
3.長期優良住宅化リフォーム推進事業
国が行う施作で、バリアフリーなどのリフォームを行い住宅の価値を高める場合に、1戸あたり最大100万円、工事費用などの3分の1を支給します。
浴槽のリフォームだけでなく耐震改修工事などもあわせて行う必要があり、専門業者との相談がおすすめです。
④神奈川県大和市周辺でリフォームをお考えならアートインテリアへ
アートインテリアは浴室のリフォームについても豊富な知識と経験でお客様のお手伝いをさせていただきます。お客様の想いに寄り添ったご提案をさせていただきますのでいつでもご相談ください。
神奈川県大和市・綾瀬市・藤沢市・横浜市で浴室リフォームをお考えの方は、ぜひアートインテリアへ。