アートインテリア

お役立ちコラム

BLOG

コラム

耐震工事にかかる費用はどれくらい?南海トラフ地震に備える戸建てリフォーム

2025.08.25


【はじめに】

いつ起きてもおかしくないといわれている南海トラフ地震。

もしもの時、あなたの大切な住まいは揺れに耐えられますか?

 

この記事では、木造住宅の耐震診断にかかる費用の目安から、補修工事まで解説します。

また、自治体の補助金や国の減税制度を活用して、耐震リフォームの費用を賢く抑えるポイントも紹介。

これから耐震対策を検討する方に役立つ情報をまとめました。

【目次】

①耐震工事が必要な家とは?

②耐震診断にかかる費用

③耐震補強方法ごとにかかる費用

④耐震工事にかかる費用を抑えるポイント

⑤神奈川県大和・綾瀬・藤沢・横浜周辺で耐震工事をお考えならアートインテリアへ

①耐震工事が必要な家とは?

耐震工事の必要性は、建物の築年数や構造に大きく関係しています。

特に1981年以前の「旧耐震基準」で建てられた住宅は、震度6強以上の地震に耐えられない可能性が高く、注意が必要です。

また、2000年より前に建築された木造住宅、いわゆる「81-00住宅」も、現行の耐震基準には満たないため、耐震補強の対象とされています。

南海トラフ地震などの巨大地震に備えるためにも、こうした住宅は点検と対策が求められます。

耐震性に不安がある場合は、まず耐震診断を受けて、現在の状態を把握しておきましょう。

②耐震診断にかかる費用

地震対策として重要な耐震診断ですが、「費用がどのくらいかかるのか分からず不安…」という方も多いのではないでしょうか。

ここでは木造住宅を対象とした耐震診断の種類や費用の目安についてまとめます。

◆耐震診断の種類と概要

木造住宅の耐震診断には大きく分けて3種類あります。

簡易診断:所有者自身がチェックリストを使って実施する形式で、費用はかかりません。

  • 一般診断:建築士などの専門家が図面や現地調査をもとに行う非破壊診断で、中古住宅の購入前などに適しています。
  • 精密診断:天井や壁を部分的に解体して行う本格的な調査で、リフォームとあわせて耐震補強を検討する場合に向いています。

◆耐震診断の費用相場

費用は診断方法によって異なります。

 

  • 一般診断:おおよそ10〜40万円ほど(床面積100㎡前後)
  • 精密診断:15〜45万円程度が目安

 

図面がない場合は、別途図面作成費(1〜2万円)や、解体をともなう工事費が発生することもあります。

③耐震補強方法ごとにかかる費用

地震による被害を最小限に抑えるには、住宅の弱点を見極めてピンポイントに補強することが大切です。

築年数が浅く、構造全体に大きな問題がない住宅であれば、部分的な耐震補強でも効果を得られる場合があります。

 

ここでは、住宅の部位別に耐震補強の方法と工事費用の目安を解説します。

◆壁

壁は建物の揺れを受け止める重要な部分です。

補強方法としては、「筋交い」と呼ばれる斜めの木材を柱間に設置するほか、構造用合板や専用の耐震パネルを貼る工法があります。

 

補強対象の範囲や材料によって異なりますが、1カ所あたりの工事費用はおおむね9〜15万円程度が相場です。

 

◆柱

柱と基礎、または梁との接合部には、専用の金物(耐震金具)を取り付けることで耐震性能を向上させます。

 

金物1カ所あたりの部材費は1万〜3万円程度で、設置箇所が10カ所程度であれば、部材費は10〜30万円程度、そこに施工費が追加されます。

柱ごと補修する場合は、梁や土台など周辺部分も含む補強が必要となり、100〜300万円ほどかかるケースもあります。

 

◆屋根

屋根は重さが耐震性能に大きく関わるため、重い瓦屋根から軽量なスレートや金属屋根に変更することで建物全体への負荷を軽減できます。

屋根の軽量化リフォームは1㎡あたり5,000〜7,000円程度が目安です。

 

◆基礎

建物を支える基礎にひび割れや劣化が見られる場合、補修や補強が必要になります。

小規模なクラック補修であれば、樹脂の注入などで数万円〜20万円ほどが一般的です。

基礎全体の強度不足が判明した場合は、鉄筋コンクリートの増し打ちや、全面打ち直し工事が必要となり、100万円を超える場合もあります。

 

④耐震工事にかかる費用を抑えるポイント

地震に強い家にしたいと思っても、「工事費用が高そうで心配…」と感じている方も多いのではないでしょうか。

ここでは、できるだけ負担を軽くしながら、安心できる耐震リフォームを進めるための工夫をご紹介します。

 

◆補助金や減税制度をうまく使おう

多くの自治体では、地震による建物被害を減らすために、耐震診断や工事費用の一部を補助する制度を設けています。

特に古い木造住宅では、補助金が使えるケースが多く、工事費用をぐっと抑えることも可能です。

 

また、耐震リフォームには税金の優遇制度もあります。

所得税や固定資産税が軽くなる場合もあるので、条件を確認してみましょう。

市町村のホームページや窓口で、制度の詳細が調べられます。

 

◆見積もりは1社だけで決めない

耐震工事の内容や価格は、依頼する業者によって大きく異なります。

2〜3社ほどから見積もりをとって、提案内容や費用を比較してみると、自分の家に合った工事内容や費用の目安がつかみやすくなります。

 

価格だけでなく、担当者の対応やアフターサービスの内容もしっかりチェックしておくと、安心して任せられる業者を見つけやすくなります。

⑤神奈川県大和・綾瀬・藤沢・横浜周辺で耐震工事をお考えならアートインテリアへ

南海トラフ地震などの巨大地震に備えるため、住宅の耐震診断や補強は欠かせません。

築年数や構造によって必要な工事内容や費用は異なり、壁や柱、屋根、基礎など部分ごとに適切な補強方法があります。

 

自治体の補助金や国の減税制度を上手に活用し、複数業者の見積もりを比較することで、費用負担を抑えながら安心の耐震リフォームが可能です。

神奈川県大和市、綾瀬市、藤沢市、横浜市周辺で、耐震工事をお考えの方は、アートインテリアへご相談ください。