アートインテリア

お役立ちコラム

BLOG

コラム

リフォームで床暖房 3つの工法と費用・工期の目安【床暖房リフォーム Vol.2】

2026.01.26

Vol.1では、床暖房の魅力や、電気式・温水式の違いについて解説しました。床暖房がもたらす足元のポカポカとした快適さは、冬の生活を一変させる大きな魅力です。

 

Vol.1記事のリンク

いざ「リフォームで導入しよう!」と考えたとき、次に気になるのは「うちの床、剥がさなきゃダメ?」「工事ってどれくらいかかるの?」といった具体的な工事内容ではないでしょうか。

今日の記事では、リフォームで床暖房を導入する際に選べる主な3つの工法と、それぞれにかかる費用・工期の目安、そして工事前に必ずチェックすべき注意点を徹底的に解説します。

 

【目次】

  1. リフォームで床暖房を導入する、主な工法3選
  2. 費用と工期の目安(リビング15畳の場合)
  3. リフォームで失敗しないための重要チェックポイント
  4. まとめ:最適な工法は専門家に相談を!

1.リフォームで床暖房を導入する、主な工法3選

リフォームで床暖房を導入する際、ご自宅の構造や既存の床の状態、そしてあなたの「何を優先したいか」によって最適な工法が変わってきます。

1. 既存の床の上に重ねる「上張り工法(重ね張り工法)」

今あるフローリングや床材を撤去せずに、その上から薄型の床暖房パネルと新しい床材を重ねて張る方法です。

メリット デメリット
工期が短い:既存床の解体作業がないため、工事期間を大幅に短縮できる。 床の高さが数cm上がる:床が2cm~3cm程度高くなる。ドアの開閉や隣接する部屋との段差に注意が必要。
費用を抑えられる:解体費や廃材処理費がかからないため、コストを抑えやすい。 下地の状態に左右される:既存の床が著しく傷んでいる場合は適用できないことがある。
手軽に導入:大がかりな工事にしたくない方におすすめ。 配管スペースに制約:温水式の場合、配管経路に工夫が必要になることがある。

2. 床をまるっと新しくする「張り替え工法」

既存のフローリングや床材を全て撤去し、下地からやり直して床暖房パネルを設置し、新しい床材を張る方法です。

メリット デメリット
床の高さが変わらない(微調整可能):既存床を撤去するため、段差の問題を解消しやすい。 工期が長い:解体作業や下地調整が必要な分、工期は長くなる。
断熱強化も同時にできる:既存床を剥がすため、床下断熱材の追加・交換を同時に行え、床暖房の効率を上げやすい。 費用が高い:解体費、廃材処理費、下地調整費などが加わり、全体的な費用は高くなる。
より理想的な設置が可能:既存の制約が少ないため、自由なプランニングが可能。 工事中の生活:工事期間中は一時的にその部屋が使えなくなる。

3. 根太の間に忍ばせる「根太間工法」

床を支える木材である「根太(ねだ)」の間に、温水パイプや電気ヒーターを敷設する方法です。

メリット デメリット
床の高さが変わらない:根太の間に設置するため、段差の影響がない。 既存床材の撤去が必要な場合が多い:床下からの作業が難しいため、床材を剥がすのが一般的。
既存の床材を活かせる場合も:床下から作業が可能な場合に限るが、床材の再利用も理論上は可能。 施工に手間がかかる:根太の間隔に合わせて施工するため、施工が複雑になることがある。

2.費用と工期の目安(リビング15畳の場合)

床暖房リフォームの費用と工期は、工法やシステムの選択によって大きく変わります。ここでは、目安としてリビング(約15畳)に導入する場合の概算を示します。

工法 システム 費用目安(工事費込み) 工期目安
上張り工法 電気式 50万円〜120万円 2日〜4日
上張り工法 温水式 90万円〜180万円 3日〜5日
張り替え工法 電気式 100万円〜200万円 5日〜10日
張り替え工法 温水式 150万円〜300万円 7日〜14日

※上記費用は、熱源機(温水式の場合)や床材のグレード、下地補修の有無などによって大きく変動します。あくまで概算としてお考えください。

3.リフォームで失敗しないための重要チェックポイント

「よし、この工法で!」と決める前に、リフォームならではの注意点を押さえておきましょう。

1. 床の高さ:段差問題、見逃し厳禁!

  • ドアの開閉: 上張り工法の場合、床が数cm高くなることで、ドアの裾が床に当たって開閉しにくくなる可能性があります。ドアを削る、または交換が必要になることもあります。
  • 隣接する部屋との段差: 隣の部屋との間に段差ができてしまうと、つまずきの原因になったり、バリアフリーの観点から問題が生じたりします。張り替え工法であれば、この問題を解消しやすいです。

2. 熱源の確保:温水式ならではのポイント

温水式床暖房を選ぶ場合、熱源機(ガス給湯器やエコキュートなど)の設置が必要です。

  • 設置スペース: 屋外に熱源機を置くスペースがあるか、事前に確認しましょう。
  • 燃料の種類: ガス、電気(ヒートポンプ)、石油など、どの燃料を使うかによって、初期費用やランニングコストが大きく変わります。ご自宅のライフラインや契約状況に合わせて選びましょう。

 

4.まとめ:最適な工法は専門家に相談を!

リフォームで床暖房を導入する際には、工法、費用、工期、そして床の高さという4つの要素を複合的に検討する必要があります。どの工法が最適かは、専門家による現地調査なしには判断できません。

次回、Vol.3では、床暖房リフォームを成功させるために不可欠な「断熱性能のチェック」や、床暖房の効率を最大限に高めるための工夫、そして賢い「暖房の組み合わせ術」といった応用知識を解説します。

神奈川県で床暖房リフォームをお考えの方は是非アートインテリアまでご相談ください。