【はじめに】

住宅の断熱性能を上げる対策として、屋根断熱があります。

しかし、大掛かりな工事のイメージがあるため、費用が心配かもしれません。

ここでは、屋根断熱で得られる効果や、屋根断熱の種類、費用を解説します。

施工前にご自分でも詳細を理解しておくことで、家庭に最適な方法が選べるようになり、費用の不安も解消されやすいでしょう。

特に、夏の暑さ対策をしたいと考えている方に、必見の内容です。

 

【目次】

➀夏の暑さを改善するのに人気な屋根断熱リフォーム

②屋根断熱の種類とは？

③屋根断熱リフォームの費用はどれくらい？

④神奈川県大和市周辺でリフォームをお考えならアートインテリアへ

➀夏の暑さを改善するのに人気な屋根断熱リフォーム

屋根断熱リフォームは、夏の暑さ対策として有効です。

なぜなら、天井断熱よりも屋根断熱は、輻射熱の影響がほとんどないからです。

屋根の断熱方法として、屋根断熱と天井断熱の2つのやり方があります。

天井断熱は屋根材の下に断熱材を貼る方法で、天井断熱は屋根裏部屋の天井に断熱材を入れる方法です。

屋根裏部屋を部屋や吹き抜けにするときは、屋根断熱を使用します。

一方で、屋根裏部屋を部屋として使わない場合や、天井を吹き抜けにしない住宅では、天井断熱を使用するのが一般的です。

天井断熱では、屋根裏部屋の天井と屋根の間に熱がこもります。

屋根裏部屋が太陽熱で温められ輻射熱が起きるため、夏に2階の部屋が暑くなりやすいデメリットに注意が必要です。

一方屋根断熱なら、屋根材の下に断熱材を貼るため、太陽の熱で温められる空気の層が少なくなり、輻射熱の影響はほとんど受けません。

そのため、夏の2階部屋の暑さ対策をしたいなら、屋根断熱がおすすめです。

②屋根断熱の種類とは？

屋根断熱では、使用する断熱素材に種類があります。

低価格な無機繊維や、湿気を抑えられる発泡プラスチックの使用が一般的ですが、どの素材もメリットとデメリットがあるため、家庭に合わせた素材を選びましょう。

・価格を抑えられる無機繊維

断熱材の無機繊維は、グラスウールやロックウールなどがあります。

無機物を繊維状にしたもので、価格を抑えたいときにおすすめの断熱材です。

メリットは防火性と防音性に優れる点で、デメリットは化学物質に敏感な人はシックハウスに注意が必要なことです。

・湿気を抑えられる発泡プラスチック

断熱材の発泡プラスチックは、硬質ウレタンやビーズ法ポリスチレンフォームがあります。

プラスチックを発泡させた素材で、湿気を抑えたい家庭におすすめです。

メリットは薄くて軽い点で、デメリットは無機繊維の2倍の価格がすることです。

・防音効果が高い天然繊維

天然繊維を使用した断熱材は、羊毛を原料としたセルロースファイバーがあります。

羊毛を使用した断熱には空気の層があるため、防音性を高めたい家庭におすすめです。

メリットは吸湿性に優れ結露や腐食を防ぎやすく、さらに有害物質が含まれていない点で、デメリットは価格の高さです。

・屋根補修に向く断熱塗料

屋根塗装の際に断熱塗料を選ぶ方法があります。

太陽の光を反射してくれる着色顔料が入った塗料で屋根を塗装します。

メリットは屋根の補修工事と併せてやれる点で、デメリットは価格の高さや冬の断熱効果が低い点です。

③屋根断熱リフォームの費用はどれくらい？

屋根断熱リフォームの相場費用は、10～70万円程度です。

費用に差が出る理由は、使う断熱材の素材により単価が変わるからです。

屋根断熱は足場を組むことがほとんどのため、安価な断熱材の素材を選んでも、大幅な費用削減にならない可能性があります。

安い断熱素材を選びたいときは、1平方メートルあたり1,000～2,000円の無機繊維か、1平方メートルあたり1,000～3,000円の発泡プラスチック素材がおすすめです。

無機繊維と比べて2～4倍の価格になっても良い場合は、1平方メートルあたり1,500～4,000円の天然素材が選べます。

断熱塗料は1平方メートルあたり2,000～5,000円で、無機繊維と比べて2～5倍の価格です。

具体的な費用は、使用する断熱材の素材や、屋根の面積で異なります。

見積もりは1社だけでなく、複数社からとると、価格を比較しやすいでしょう。

安さだけで決めてしまうと手抜き工事のリスクがあるため、値段やサービス面など総合的な対応で施工業者を決めるようにしてください。

屋根断熱の費用を抑えたいときは、火災保険が使えるか調べてみましょう。

火災保険は、台風などの自然災害で被害を受けた修理にも適用される場合がほとんどです。

保険会社に連絡すると詳細を教えてくれるため、事前の確認がおすすめです。

火災保険の申請にはリフォーム業者の見積もりや写真などの書類が必要となるので、リフォーム業者には火災保険を使いたいことを伝えてください。

④神奈川県大和市周辺でリフォームをお考えならアートインテリアへ

アートインテリアは屋根断熱リフォームについても豊富な知識と経験でお客様のお手伝いをさせていただきます。お客様の想いに寄り添ったご提案をさせていただきますのでいつでもご相談ください。

神奈川県大和市・綾瀬市・藤沢市・横浜市で屋根断熱リフォームをお考えの方は、ぜひアートインテリアへ。