Case05
こだわりと要望を100%伝えて、満足のいくリフォームができました!
水廻り、LDK、個室、玄関、廊下
海老名市 F様邸
海老名市 F様邸 ご夫妻+猫1匹
リフォームの経緯と出会い
「キッチン収納の回りを素敵なタイルを貼ってグリーンを飾りたいと思っていたんです。毎日を気分よく過ごすために」とお話してくれたF様。今回はF様こだわりのリフォームをご紹介します。
F様邸は築28年の3階建て住宅。
それまでにも設備の入れ替えなどは行ってきましたが、今回はインテリアまで含めたリフォームを計画されました。
「子どもたちの教育費がかからなくなったのが大きいですね。それまで教育費に使っていたお金を自分たちのために使えるのですから。この先この家で気持ちよく暮らせるようにリフォームを考えたのです。ちょうど年代的にもいいタイミングで、同年代のお友達も大きめのリフォームする人が増えてきて、リフォームしたらよかったわよ~、って話も聞いていましたし」。
そんなF様と弊社の出会いは、住宅設備メーカーで開催したリフォーム相談会でした。
「あるショールームでしか展示していない商品を確認するためにショールームを訪ねたら、アートインテリアさんがリフォーム相談会をやっていたんです。軽い気持ちでお声がけしたのがきっかけです。今、考えると、本当にたまたまだったんですけど、きっとご縁があったんでしょうね」。
弊社担当者との出会いから、今回のリフォーム計画は始まりました。
デザインへのこだわりが深いF様。納得のいくリフォームをしたいとの思いから弊社ともに他社さんの見積りも取られました。
「後悔したくないと思ったんですね。だから、申し訳ないけど他も見てみたいとお伝えしました。他社さんの見積りや提案内容を確認したことで、アートインテリアさんの良さを再認識できたんです」。
他社さんで、見積りや提案内容を確認したことで、弊社の見積りや提案内容にご納得いただいたF様。
弊社も全力で、プランニングや工事に取り組ませて頂きました。
気になっていたのは、重い印象の内装と設備の老朽化や収納の少なさ
【Before】 30年近く前に流行していたハッチ型のキッチン。キッチンの作業スペースは垂れ壁や袖壁で仕切られ、料理をハッチ型の開口から出すスタイルでした。
【Before】 左:キッチンは通路が狭くひとりで作業することが前提でつくられていました。システムキッチンの面材が木目調なのも時代ならでは。それでも勝手口の外にはサービスバルコニーもあり、使いやすさも考えられています。中:トイレはタンク付き。トイレとは別に手洗い器も付けられていて狭い空間を圧迫しています。右:リビングの一画には様々なものがまとめて置かれていました。
「設備の老朽化もですが、気になっていたのは収納スペースの少なさ。だから室内にモノが出てしまいお部屋がごちゃついた印象になってしまうんです。壁紙は白かったんですが床が濃いブラウンだったので、だんだん重苦しく感じるようにもなってきていました」。
28年前のインテリアトレンドを取り入れながらプランニングされた家も、時代の変遷や住む人の気持ちの変化とともに変わっていくものです。
今回のリフォームはデザイン性の高い仕上げや使いやすい最新設備を取り入れることなどを重要視しながら計画を進めていきました。
プランニングのポイント
「この家を建てる前は天井の高いマンションに住んでいたんです。だからリフォームではもう少しLDKの天井を高くしたかったんですね。とはいえ、3階があるから天井は抜けないしどうしようかと思っていたんです」。
広いLDKと洗面浴室、トイレで構成された2階スペースの天井は上げられないという制約を逆手に取った空間計画を提案させていただきました。
それはキッチンの天井をあえて下げた板張りにし壁で仕切られていたハッチ型キッチンをダイニングとつながるオープンタイプキッチンにすること。
キッチンとダイニング、リビングと天井高を変えることで空間に変化を持たせ、開放感を演出するアイデアです。
キッチンの背面収納上部には空間を設け間接照明を設置し奥行きを感じられるようにもしています。
またリビングの一画には大型の収納スペースを新設。
天井までくまなく使うことで大量の荷物を収納できるので、室内にはモノが溢れずスッキリと暮らせます。
同時に床の張替え、クロスの貼替え、カーテンやカーテンレールも付け替えることで、LDK空間のイメージが一新されました。
他にも洗面台や浴室、トイレの設備交換と仕上げを変更し、一部の窓を断熱窓に交換しています。
玄関ドアも断熱ドアに変更。階段室や、F様とご主人様の個室も床、壁、天井の仕上げを張り替えています。
F様のインテリアへのこだわりを活かしながら、空間性や機能性にも配慮したリフォームプランです。
こんなキッチンが欲しかった!
【After】 ダイニングやリビングと一体化したオープンスタイルのキッチンに変更。キッチン上部は板張りにして天井を下げ、他の空間と緩やかに仕切りました。キッチン=システムキッチン レミュー(タカラスタンダード) 背面収納=レミュー、リフィット(タカラスタンダード) 床=IS1022(サンゲツ) 壁=RE53659(サンゲツ) 天井=LL7228(リリカラ)
とりわけ、キッチンには、思いのたけを詰め込んだというF様。
システムキッチンをはじめ壁面のタイル、収納にも存分にこだわられました。
「キッチンは、はじめからタカラスタンダードさんにしようと決めていました。このキッチンはデザインや色味も気に入ったんですけど決め手になったのはクォーツストーンのワークトップ。キラキラとした輝きが素敵なんです」。
クォーツストーンとは天然水晶(クォーツ)の美しさを再現した高級人造石のこと。熱や汚れにも強く、美しくキッチンを彩ります。
また空間はキッチン脇の袖壁やカウンター上の垂れ壁を取り払ったことで明るくオープンにLDとつながりました。
「収納は多いほどいいけどキッチンの背面収納は手の届く位置にコンパクトなタイプのものがいいなと思ったんです。天井まで収納があると重苦しいし、届かない場所って使いませんものね。それにこの収納の上にグリーンをディスプレイしたかったんです。グリーンのあるキッチンって心が和みますよね。それに大のお気に入りは収納の上下に貼ったタイル。この家をご覧になった方にも褒められるんですよ」。
背面収納上部には間接照明を配置することを提案させていただきました。これは奥行き感を演出する手法。
F様こだわりのタイルは落ち着いた色合いと質感が特徴の名古屋モザイクのミルカ。
ヘリンボーン貼りにすることで、動きのあるリズム感が生まれました。
またキッチン回りの収納量をカバーするため、カウンター下も収納に利用しています。
空間的にはキッチン天井を板張りにしたことで「つくる場」、「食べる場」、「くつろぐ場」をつながりながらも緩やかに仕切っています。
収納を増設し、スッキリとしたLDKに
以前はリビングの床だったこの場所には様々なものが置かれていました。
ここに大容量の収納スペースをつくったことで雑多なものを収納することができました。
天井まで届く白い間仕切り戸にすることで壁面のような印象に。
「リビング回りで使う物って本当にたくさんあるんです。それが室内に出ているのはストレスでしたね。今はこの収納のおかげで室内にはモノが出てこなくて大助かりです」。
新しく明るく生まれ変わった空間
【After】 キッチンから見たリビングダイニングは明るさと落ち着いた空間に。カーテンレールの位置を上げることで天井が高く感じられます。また、以前は白だったライティングレールを黒に変えることで空間が引き締まった印象になりました。室内用引き戸=ベリティス(Panasonic) 床=ライブライブナチュラルプレミアム・オーク(朝日ウッドテック) 壁=RE53659(サンゲツ) 天井=RE53857(サンゲツ) ドレープカーテン=FELTA(川島織物セルコン) レースカーテン=TM-54377(リリカラ) カーテンレール=ルブラン22(TOSO)
以前は、ブラウン系のフローリングだった床をナチュラル色で幅広のフローリングに変更。面積の大きい床は仕上げを変えることで空間の印象が、がらりと変わります。
仕上げや建材を変えることでイメージが一新したダイニングとリビング。
F様こだわりのセレクトは明るい空間のなかに上質感が漂います。
「床や壁、天井の色味にもこだわりました。ブラウンだった床は幅広で明るい色のフローリングに。以前は真っ白だった壁はちょっとニュアンスのあるグレージュで統一。以前は、暗めのグレーだったカーテンも今回はナチュラルなものを選びました。このカーテンの質感がすごくいいんです。それに階段室との仕切り戸の格子戸もいいアクセントになっていると思います」。
大きな面積を占める床の仕上げを変えたことで軽やかな空間になりました。
また、統一感を持たせながらも単調な印象にならないよう壁のクロスと天井のクロスの色を変えています。
洗面浴室、トイレのテイストを統一
【After】 シックなデザインの最新型システムバス。システムバスのデザインや機能性は年々進化を続けていて、くつろげるデザインと清掃性の高さが近年のトレンドです。システムバス=グランスパ(タカラスタンダード)
【After】浴室との段差を解消した洗面室。洗面台も入れ替え、窓には断熱窓を採用しました。洗面台=サクア(TOTO) 床=IS1022(サンゲツ) 壁=LL7429 RE53729(リリカラ、サンゲツ) 天井=RE53729(サンゲツ) 窓=マドリモ APW330(樹脂窓)(YKKAP)
【After】 左:手洗い器を取り、スッキリと使いやすくなったトイレ。アクセントクロスを取り入れたコンパクトな遊び心あふれる空間に。便器はギリギリまで工事を待って最新モデルを入れました。トイレ=ネオレストLS1・CES9810(TOTO) 床=IS1022(サンゲツ) 壁=TWP1467、TWP1085、TAS4315(トキワ) 天井=TAS4315(トキワ)。グレージュ色のトイレのドア。右に見えるのは洗面室のドア。形は違っても色を同じにすることで統一感を演出できます。 ドア=ベリティス(Panasonic) 窓=マドリモ APW330(樹脂窓)(YKKAP)
1.25坪タイプと広い浴室のシステムバスも入れ替え。
洗面室との間にあった段差を解消し、フラットなバリアフリー仕様になりました。
タカラスタンド―ド製のシステムバスは清掃性が高く、ホーロー製の浴室パネルにマグネットで浮かせる収納ができるスグレモノです。
ゆったりくつろげる広めの浴室で清潔さも保てます。
洗面室とトイレの床は大理石調の塩ビタイルに貼り替え。石目調のタイルはその組み合わせ方でニュアンスが変わってきます。「F様の気持ちになって組み合わせを考えました」(弊社担当:阿部)。
ドアも同じ色調で統一感を持たせています。
F様のこだわりと遊び心はトイレにも存分に反映されました。
玄関回りは機能性とデザインをバージョンアップ
【After】左:中・右:広い玄関も壁のクロスを貼り替えて新鮮な印象に。 玄関ドア=D30 断熱タイプ C04T(通風)(YKKAP) 壁=TWP1467、TWP1464、SLP639(トキワ、シンコール) 天井=TWP1464(トキワ)
玄関回りは雰囲気を変えるとともに機能性も大幅にバージョンアップ。
「以前は玄関がすごく寒かったんです。玄関ドアから冷気が容赦なく入ってきたので。今回断熱性の高い玄関ドアに変えたことでずいぶんと快適になったと思います」。
併せて玄関ホールのクロスも貼り替え。
輸入壁紙のようなクロスを選ばれたことで、シックさと落ち着きを感じられる空間になりました。
満足のいくリフォームにするために
お施主様であるF様 (写真右側)、弊社 担当 プランナー:阿部 (写真左側)
今回のリフォームでは、上記のスペースに加えて、F様とご主人それぞれの個室も床、壁、天井が貼り替えられました。お子様たちが使用していた個室以外も含む、広範囲で規模の大きなリフォームプランとなりました。
「住みながらの工事でしたので、正直なところ疲れました(笑)。でも、今のうちにリフォームしてよかったです。ちょっと予算はオーバー気味でしたけれど(笑)。何より後悔したくなかったので、私のこだわりをアートインテリアさんに理解してもらいたかったのです。ですから、かなり面倒なこともお願いしましたし、言いたいことは言わせてもらいました。おかげさまで、すごく満足できるリフォームになったと思います。息子や娘にも好評で、たまたまキッチンを背景にしてリモートで話した親戚からは「どこで話しているの?海外?自宅?後ろに見えているのはキッチン?すごいね!今度ゆっくりキッチンを見せてほしい」と言われました」とF様。
F様とは何度も打合わせを重ね、ご要望やこだわりをお聞きしました。その結果、ご満足いただける工事に繋がったと考えております。
リフォームをご検討の方は、遠慮なくご自身の要望をお伝えください。弊社ではお客様にご満足いただくために、こだわりを十分にお聞きし、ご希望に沿ったご提案とプラスαの提案を心掛けています。