リフォームの動機

お施主様は、広い庭のある一戸建てに単身でお住まいでしたが、80代に突入し、御自身の高齢化に伴い、家や家の庭の維持・管理の問題で困っていました。持ちビルの１室を事務所として貸し出していましたが、空き部屋となることをきっかけに、庭の管理や防犯性の観点からも、リノベーションして、引っ越すこととしました。

プラン計画について

庭付き一戸建から、引っ越すため、窮屈さを感じさせないように、幅と奥行きの工夫を随所にしました。来客が多く、多趣味のため、ほぼ仕切りのないワンルームとし、用途毎にスペースをゾーンニングしました。キッチンやサニタリーはアクセス性を、寝室は、間仕切り戸を設けず、プライバシー性を考慮しました。

施主様ご感想

とても快適に過ごしています。間仕切りがほとんどないため、狭く感じることがなく、バリアフリーになり安心です。前の家より、友達や息子家族が来ることが増えました。一戸建ての管理の煩わしさから解放されて、安心して、快適に暮らせるようになりました。

リフォームから、その後・・

カーテンについても弊社でご提案させて頂きました。その中でも寝室のカーテンには、ウィリアムモリスの”ケルムスコットツリー”を採用して頂きました。

“ケルムスコットツリー”は、ウィリアム・モリスの次女メイが、別荘「ケルムスコット・マナー」で使われていたベッド掛けをヒントに、刺繍で表現したデザインを、織物にしました。同じ色調の中でも柄がより引き立つように、ゴブラン織の手法を参考に、立体感を生み出しましたものです。

カーテンをあつらえた時のはぎれを利用して、アートパネルとクッションカバーを作ってとても素敵に使って頂いておりました。とても素敵な活用例だったので、ご紹介させて頂きます。

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